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∞th summer

出会った作品(アニメ、ギャルゲー、ノベルス)への想い

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「空の境界」上下巻 読了

「空の境界」  講談社ノベルス  奈須 きのこ (著)
上巻1,155円
下巻1,260円


この本との出会いは本当に偶然。


なにか小説が読みたくって本屋さんにいったのですが、どうもしっくりくるものが見つからない。
まー無理して買わなくてもいいかなって思い帰りながらも、店頭に並んである本を眺めてたわけです。


そこへ飛び込んできた「2004年度ノベルス界 最高の新人が放つ最大のスーパー・ヒット!これぞ新伝綺ムーブメントの到来を告げる、傑作中の傑作」という文字。
むっ、と思わず足を止めてその本を手に取る。

karanokyokai1.jpg karanokyokai2.jpg


「空の境界」か。ほう・・・・・、ずいぶんと大それた宣伝文句だなぁ。
僕自身にとって初めて聞く名前でした。ということは、恥ずかしながらあの「月姫」の存在もこのときは全く知らなかった訳です。
ここまで言わしめる作品。そう、世の中で高い評価を得ている作品。これはどんなジャンルに限らず、一度は自身の目で触れてみたいと常々思っていることなのです。

例えばKeyのAir。名前を聞いてさらに友達から薦められたのは5年ほど前のこと。当時ギャルゲーに興味が全く無かった(エロ目的でいくつかやったことはありますが・・)僕は当然ながらスルーしていました。ですが余りにその名を聞き、いろいろな人から薦められ、ネットでのレビューも神の如くよかったので今年の冬にプレイしてみた次第です。
そして精神崩壊。半年たった今でも余韻が頭から離れません。世間から高い評価を受けているいわゆる「名作」。個人の好みで変わってくるのでしょうが、このときのAirは「この作品がプレイできる世代に生まれて来れた奇跡に感謝する」とまで思ったほど感銘を受けました。


話がそれましたが、広く評価されている作品というのは心に残るものとの出会いの可能性を秘めているのだと思います。
この本を買おうと思ったのはそれ以外にも表紙の絵、そして自分の好きな儚くて哀しい物語を彷彿させるそのタイトル。


そして手にしたこの本をつい先日読み終えたわけです。
ひぐらしと平行していたため読み終わるのにずいぶん時間がかかってしまいましたがw


感想のほうはとうと、超大作とまではいきませんでしたが十分に楽しめる物でした。良作といったところでしょうか。
この作品は読み手を選ぶ気がします。伝奇小説が故の現実離れした世界観。
空の境界の世界における理論や考え方を、よくぞここまで思いつくなと思うほどの背景をもって圧してくるのです。いわば作者の激しい脳内ワールド。ついていけなくなった時点で、この作品は読めないと思います。僕はちょっと戸惑いながらも何とかついていく事が出来ました。
言い方は悪いですがこの脳内ワールドがすごいんですよ。僕はこの作品で作者の奈須きのこさんに惚れ込んでしまいました。よくここまで伝奇小説における世界観の根拠を作ることが出来た、と。リアルの世界でもひょっとして、、、なんて思ってしまいました。


物語は表紙とタイトルから受けた期待を裏切らない、ぼーっと夜の空を眺め続けていたくなるような雰囲気にさせてくれる自分好みのものでした。
ただ気になったのが両儀式の「織口調」。オレから始まるしゃべり方は上巻を読みきっても慣れることが出来ませんでした。。
読んでてどうも下巻の表紙である「式」の絵と織口調のセリフが結びつかないんですよね。下巻までいくとさすがに慣れてしまいましたが・・・orz
このせいか式はいい味だしてるのですが、どうも萌えには至りませんでしたね。ちなみにこの下巻の表紙の絵は巧すぎですw


うわー、気づけばコンだけ長くレビューしてる・・・(汗
なんだかんだ言って、それだけ自分の中で思い入れのある作品だったということですね。


そして奈須ワールドをもっと堪能したくなった僕は、月姫へと向かっていくのでした。


普通順番逆ですよねw
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